戸建にソーラーパネルを導入するメリット・デメリット

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2023年05月20日

戸建にソーラーパネルを導入するメリット・デメリット

一戸建て住宅にソーラーパネルの導入を検討している方が増えていますが、導入するメリット・デメリットはどのようなものなのでしょうか。

太陽光発電とは?

屋根に設置した「太陽光パネル(太陽電池モジュール)に太陽光が当たると発電します。発電した電気は「接続箱」を経由してパワーコンディショナーに送られ、分電盤を通り、家庭内で電気として使われますが、余った電気は電線網に戻り周辺で使われるか、電力会社に売ります。

太陽光発電の設置費用は?

太陽光発電の設置費用は取り付ける家の形状や機器メーカーによって異なりますが、概ね100万円〜250万円くらいが目安となっています。
この費用には、太陽光発電に必要な機器代金だけではなく、設置するための工事費も含まれています。
太陽光発電の費用と聞くと、「ソーラーパネルの購入費」だけが思い浮かぶかも知れません。しかし、実際にはソーラーパネルを設置するための架台や、各種機器を接続する大掛かりな工事なども同時に必要なのです。
この設置費用に関しては、メーカーや工事業者によって数10万円〜100万円くらいの差が出る場合もあります。
そのため、複数の業者さんへ見積もりを出してもらってから決めるのがいいでしょう。

太陽光発電の設置で出る補助金は

国からの補助金は2013年度末で終了しているため、現時点で補助金がもらえるとすれば、都道府県や市区町村などの自治体が個別に用意しているものに限られます。
自治体ごとに補助金の額やもらえる条件は異なりますので、自分が住んでいる地域の情報を事前にしっかり確認しておきましょう。
最近では、太陽光発電の補助金として「蓄電池」に関するものが設定され始めています。
これも詳細は自治体ごとに異なりますが、以下のケースが多いようです。
・太陽光発電を行っている家庭が蓄電池を設置する場合
・新たに太陽光発電+蓄電池を導入する場合
2019年4月に発表された「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」
は最大60万円!ただし、予算の38.5億円がなくなり次第終了します。
2022年度からはその名称を”災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業”と変更して募集されています。
自家消費プランとの大きな違いとして、蓄電池の単体設置だけでなく、太陽光発電設備を蓄電池と合わせて導入した場合に、上乗せで補助金が出ます。
条件付きではありますが、太陽光パネルの設置が進み、価格も安定したことで廃止されていた太陽光発電設備の新規導入に関しての補助金が数年ぶりに復活したのです。
また、国や地方公共団体の補助金の交付を受ける場合であっても、SIIに登録されているものであれば東京都の補助金も同時に併用することが出来ますが、都の助成金の交付額と当該補助金の額の合計額が助成対象経費を超えない範疇でのみ対象となります。

売電できる販売価格はいくらでしょうか

太陽光発電によって発電した電力は家庭用に使用しますが、余った電気を蓄電池に貯めておくことで、電力会社へ販売することもできるのです。
FITは、この電力会社への売電価格を一定期間、固定とすることを定めた制度です。
家庭用の太陽光発電(10kW未満)であれば2019年度の申請で、1kWhあたり24円〜26円が10年間継続されます。
売電価格が固定されることによって、太陽光発電の初期費用の回収までに掛かる年数がシミュレーションできるため、FITは太陽光発電の推進に大きく寄与しています。

太陽光発電で売電するために必要な「蓄電池」とは

太陽光発電の売電は、発電した電力を家庭で使い、余った分を「貯めておく」ことで電力会社へ販売する仕組みです。
この「貯めておく」ために必要になるのが蓄電池なのです。
蓄電池には電極(プラスとマイナス)や電解液(電極をつなぐ液体)によって、以下の種類があります。
・リチウム電池
・ニッケル水素電池
・鉛蓄電池
・NAS電池
現在主流になっているのは、リチウム電池です。
リチウム電池はスマホや電子機器にも多く使われており、世界中で普及が進んでいます。

太陽光発電を住宅に導入する5つのメリット

売電すれば副収入ができる

太陽光発電を導入してからの数年間は初期費用の回収となりますが、その後は機器のメンテナンスさえしておけば、継続した収入が見込めます。
売電によって得た利益は雑所得となるため、収入から経費を引いた金額が年間20万円を超える場合は確定申告をして所得税を納める必要があります。
注意点として、太陽光発電以外に雑所得がある場合は、合算して20万円を超えるかを見なければいけません。

光熱費を節減できる

電気料金には昼間高くて夜安いプランがあるので、昼間は自家発電した電気を使うようにすれば、効率よく光熱費を抑えられます。
さらに、エコキュートを導入してオール電化にすると、太陽光発電の電力で給湯器まで賄えます。
蓄電池も設置すれば余った電気を売ることができますので、使った電気代から売った電気代を引いて実質0円なんてことも可能です。
エコキュートの電気代は、東京で毎月平均1,900円程度となっていますので、太陽光発電の売電価格を考えると、自分で使う電力分を引いても十分実現できそうな数字になります。

停電時でも電気を使える

太陽光発電をして蓄電池に電気を貯めておくと、停電になった時に役立ちます。
停電になると、すべての家電が使えなくなり、停電が長期化すると冷蔵庫や洗濯機や電子レンジが使えない、スマホの充電もできないなど生活が滞りますが、普段から余った電気を貯めておければ使用することができます。太陽光発電がいざというときの保険になるのです。

住宅の断熱効果がある

屋根の上に太陽光発電のソーラーパネルを設置することによって、住宅の断熱効果も期待できます。屋根になにもない状態であれば直射日光を浴びて室内の温度も上がっていきますが、ソーラーパネルがあることで光と熱を吸収してくれるのです。
さらに、冬も部屋の中の暖かい空気が外へ出て行くのを防ぐため、温度を保つことができますよ。

地球に優しいエネルギーを利用できる

自然エネルギーとは、文字通り「自然」から取り出したエネルギーを指します。太陽光や水力、風力、地熱などを利用してエネルギーを生み出します。
「クリーンエネルギー」というものもあり、汚染物質や二酸化炭素の排出がない、あるいは少ないエネルギーを指します。具体的には、燃料を必要としない自然エネルギーや、有害物質の排出が少ない天然ガスを利用したエネルギーなどが上げられます。太陽光発電を導入することで、少しでも自然エネルギーを活用できるなら、十分なメリットと言えるのではないでしょうか。

太陽光発電を住宅に導入する5つのデメリット

天気や日照時間に影響されやすい

太陽光発電は、一年中100%の力を発揮できるものではありません。
天気が悪い日が続くと発電量が少なくなり、導入前のシミュレーションでも天気までは正確に予測できません。
天候の問題には対応策もあります。ソーラーパネルに取り付けるモジュールの中には、日照時間が短くても発電量が落ちにくいタイプもあるのです。
初期費用は少しプラスで掛かるかも知れませんが、曇りや雨でも心配がなくなるなら、検討のしてみるといいかもしれません。
最初から蓄電池も導入しておけば、「曇りや雨で自家発電ができないときは、前の日に貯めておいた電気を使う」こともできます。

メンテナンスの手間や費用がかかる

太陽光発電を行うために設置した機器は年月が過ぎれば劣化してきます。そのため、適切なタイミングでメンテナンスしなければなりません。
ソーラーパネルは一年中屋根の上にあって雨や風を受けるので、当然表面が汚れたり傷付いたりしてきます。この劣化によって発電効率が落ちてしまう可能性もあるため、定期的な点検が不可欠です。
また、パワーコンディショナーも日々稼働を続けることで内部が消耗してくるため、ソーラーパネルと同等の間隔でメンテナンスが必要です。
一般的に、太陽光発電のメーカー保証は15年ほどです。
あまりに早く不具合が出てしまったときは、メーカーに依頼すれば修理してもらえます。
また、住宅用に加入している火災保険や損害保険で、太陽光発電機器の修理費用をカバーできる可能性もあります。

ソーラーパネルが壊れることがある

ソーラーパネルは屋根の上にありますので、台風や火事などの災害で壊れてしまうこともあるでしょう。すると修理費用が掛かってきます。
天災でばどうしようもありませんが、ソーラーパネルは可燃物ですので、火災には特に気をつけなければいけません。
この対策としては、住宅用の火災保険に入っていれば大丈夫です。
住宅の屋根とソーラーパネルが一体化していれば、1つの家として補償範囲に入るためです。

設置費用が安くない

太陽光発電の設置費用の目安は100万円〜250万円と高額なので、やはり価格が一番のデメリットとなっています。
この初期投資をおよそ10年で回収できるよう、FITによって売電価格が保証されていますが、すぐに決断できる金額ではありません。
FITの売電価格は10年前と比べて年々下がってきています。これは、設置費用が安くなってきているからです。設置費用が安くなれば、費用回収もラクになります。

10年経過すると売電できなくなる可能性が高い

初期費用の回収にもっとも効果的なFITですが、価格が固定される期間は10年と決まっています。10年を過ぎると売れなくなってしまうか、売れたとしても今までよりも価格が安くなってしまう可能性が高いです。
10年掛かって初期費用分が回収できても、それ以降赤字になってしまったら意味がないので、新たな売電先として複数の電力会社を探さなくてはなりません。
FITと同じ価格は難しくても、それに近い価格で買い取ってくれる電力会社が見つかる可能性もあります。
エコキュートや蓄電池を使って自家消費する対策もあります。売電できなくても、自分で使って電気代を0円にできれば、家計はかなり助かります。

まとめ

2023年でも、住宅用太陽光発電を一戸建て住宅に設置すれば、売電収入を得られたり、節約できるメリットが多くあります。
ただ、より多くの利益を見込むためには、初期費用を抑えるため相見積もりをしたり、売電価格の見直しを予測した上で本当に収益がでるのかをシミュレーションしておかなければいけません。
太陽光発電について疑問がある時には矢口渡で15年の実績があるイエステーション矢口店にご相談ください。お客様のお力になれるよう一生懸命努力致します。
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