2022年08月20日
太陽光パネル設置義務化による影響
東京都は検討中の新築住宅への太陽光パネルの設置義務化について、屋根面積が20平方メートル未満の建物は対象外とする方針を示しました。太陽光パネル設置義務化は私達に影響するのでしょうか?
太陽光パネルとは
太陽光で発電を行うためのパネルのことです。太陽電池板、太陽電池モジュールともいいます。
太陽光パネル設置のメリット
➀電気代を節約できる
太陽光発電で発電した電気を使うことができるので、電力会社から購入する電力量を抑え、電気代を節約することができます。
➁売電できる
余った電力は、固定価格買取制度によって国が10年間の固定価格で買い取ってもらうことが可能です。
③災害時に安心
家庭で発電できるということは、災害で停電などが起こったときも安心です。発電している日中の間は、電力を使うことができます。
④遮熱効果が高い家になる
屋根に太陽光パネルを搭載することで屋根の一部が外気に触れにくくなり、遮熱効果がアップします。
太陽光パネル設置のデメリット
➀設置費用がかかる
太陽光発電設備の設置費用は、太陽光パネルやパワーコンディショナー、配線などすべて含めて100万〜300万円程度が目安です。
➁メンテナンス費用がかかる
太陽光発電設備は基本3〜4年に一度程度の定期点検が必要になります。
太陽光パネル設置義務化の理由と効果
太陽光発電の義務化が進められているのは地球温暖化対策のひとつとして、再生可能エネルギーを普及させて、温室効果ガスの排出量を減らすためです。2050年には排出量をゼロにして、脱炭素社会(カーボンニュートラル)を実現しようとしています。目標達成のためには国や事業者が取り組むだけでは不十分で、個人でも恒常的に排出量を抑える必要があります。再生可能エネルギーは複数ありますが、風力発電やバイオマスなどは個人向けではありません。しかし太陽光発電は1990年代から制度が整えられ、導入のハードルは下がっています。
まとめ
狭小な建物は太陽光パネル設置場所の確保が難しいと判断し、事実上義務化の対象から除外しましたが省エネ性能や断熱性能などは都の基準を満たすことを求めます。
個人宅の太陽光パネルの設置に対しては自治体などが補助金を出しているので、新築の際は前もって確認しなくてはなりません。
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