半地下住宅の排水ポンプの仕組みとメンテナンス

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2022年08月08日

半地下住宅の排水ポンプの仕組みとメンテナンス

半地下住宅に住んで15年程、住宅を購入してから何度となく問題視していたあの『排水ポンプ』のことを、調べて、故障時の心構えをしておくことにしました。

地下室のある戸建てや、マンションに住む方はご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
汚水を排水するのに、ポンプを利用して排水管に排出している場合があります。

我が家の半地下住宅、半地下の1階部分に、水廻りがあるので汚水は一旦汚水槽に入ります。
汚水槽が一定量になると、ポンプが動き汚水管へ吸い上げて排出してくれる仕組みです。
と何となーく、造りとしては納得していました・・・

排出ポンプと汚水槽の関係。

排出ポンプを動かすには、汚水槽に一定の水が溜まらないと動きません。

我が家の場合ですが、以下の水や汚物が全て汚水槽に入っていきます。
 

それを細かく粉砕し、排水ポンプで自動的に吸い上げ排水管へおくられていきます。

ですので、当然一定量の水は汚水槽に残る事となるます

生活排水
  • 雨水
  • トイレ
  • キッチン
  • 洗面所
  • 浴槽

排出ポンプのメーカーと種類。

荏原製作所樹脂製汚水・雑排水水中ポンプ

【 特徴 】

・家庭から出る全ての排水を装置を通し消毒して下水管へ排出。(小型合併処理浄化槽排出)

樹脂素材を使用し、強度と耐久性を確保。

・従来品より60%質量の低減し、軽量。

・樹脂、ステンレスを使用し錆の減少

・ポンプが水をくみ上げる量を一定にし、水位が高くても吐き出し量の変化がない

・付替えや引上げ・保守点検がしやすい。 

テラル軽耐食用ステンレス製水中排水ポンプ
 

【 特徴 】

産業工場の廃液、雑排水、移送用

・錆を避けたい用途向けに利用。

・軽量で持ち運びやすい

油性を避けたい用途に利用

自動運転可能

川本ポンプ強化樹脂製汚水・汚物水中ポンプ
 

【 特徴 】

汚水・汚物・湧水の排水用

・軽くて取扱が簡単

・オール無接点化で、電子部品が従来品より6倍以上長持ち

温度上昇防止オートカット内蔵

回転を妨げない、二重軸封構造。軽量で衝撃に強い樹脂素材。

・フロートスイッチ付の自動型、自動交互内蔵型の2種類

・制御盤なしで自動交互運転を実行

・1方のポンプが壊れても、他方のポンプが単独運転を実行。

メンテナンスのタイミング

実際に聞いた話です。

  • 「製品の耐久年数がくる前に点検した方が良い。」
  • 「汚水槽からの悪臭があった場合は、汚水槽のメンテナンスをした方が良い。」
  • 「時々、汚水槽のマンホールが開くことを確認しましょう。」
我が家の場合、駐車場の下に汚水槽があります。

駐車場も少し低く傾斜がかかっているため、汚水槽のマンホール部に、砂やゴミが挟まって固くなり開かないことがります

いざ、取替えとなった時に、マンホールが開かないと言う事態にならない様に、日々の掃除や確認が必要だと言われました。

排水ポンプと付合っていく心構え

我が家は引っ越して2年ほどで、一度住宅メーカーと消費者センターと通して話し合いをしました。

住宅を買うときに、何にも気にしていなかった『排水ポンプ』いざ住んでみると、故障がとても気になるんです! 

 
水廻りの仕事をした後や、洗濯・入浴、とにかく生活で『水』ってすごい使います
そして、沢山汚水も出すのです

建売住宅を購入してしまった我が家ですが、『排水ポンプ』が動いているところを見ていません。

そして、汚水槽ってどれくらい入るのか?それも知らない・・・
知らなくて良いのか?

何かあったら、ご近所のご迷惑&トラブル・・・水を利用する度にストレスが溜まってきました。
排出ポンプの説明書
排出ポンプの仕組み
排出ポンプの形
汚水槽のことも気になる、そこで1度メンテナンスを依頼することにしました。

どんな物が利用され、どんな風に排出され、そして汚水槽大きさや汚れ。
気になることを、メンテナンス業者の方にねほりはほり聞くことができました。

また、故障したら近所迷惑にならないのかもしっかりチェックしました。
その時の状態では、故障時の近所迷惑は免れないという判断となりました

その後、販売会社と相談・・・でも、話し合いにならない。
それではと「消費者センター」へ相談してみたのです。
 
 結果、消費者が安心して生活できるようにと、販売会社に連絡が入りました。

おかげで、我が家の汚水槽は汚水が一定量から下がらない場合または、危険水位レベルまできている場合に、赤いランプが付く様な機械の取り付けをしてもらい今はとても安心して生活できています。

 
住居購入の前に、しっかり水廻りのメンテナンス方法を知ること、そして仕組みを知っておくことが安心して過ごすためにとても重要だと知りました。 

故障を疑うタイミングは?

メンテナンスをしたおかげで、色々と解ってきた排水ポンプの事。

一番気になる「取替え時」のポイントを聞いてみました。

  • ポンプが動かない
  • 水仕事をして、一定時間が経過してもポンプが動く音が聞こえない時。
  • 排出時の音がうるさい
  • ポンプが動いている音が、いままでより大きい場合。
  • 水漏れの発生
  • どこかで水漏れが発生した場合。
  • 漏電している
  • 電気機器なので漏電の注意も必要。

最後に

故障の前に、排水ポンプの事を調べておいて本当に良かったです。

中の内臓や、どうやって動いているのか、何に気を付けたら安心して暮らせるのかをメンテナンス業者に来てもらって調べた事で、これまで安心して暮らせています

そして、普段の生活音の注意なども意識することができ本当に良かったです。

また、色々な人とも関りを持つこともできました。
実は、汲み上げて排出している用水ですが、メンテナンス時に、排水用の費用を住まいの役所に支払う事になります。

そのあたりの事も、メンテナンス前にお住いの役所に確認しておいた方が良いと思います。

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