はじめに
こんにちは、イエステーション矢口店です!
家を売るときは、「査定を取って、広告を出して、買い手が見つかったら終わり」という単純な話ではありません。
売却は“家の手続き”であると同時に、“暮らしの再設計”でもあるからです。
売る理由、期限、お金、協力者。
この4つを最初に整理できるかどうかで、売却の進み方も、結果の満足度も大きく変わります。
今回は「家を売る前に考えるべきこと=住まいの売却を成功に導くための準備」を、実務に落とし込める形でまとめます。
※こちらの記事は2026年1月15日時点の情報です。
家を売る前に考えるべきこと
大事な資産であるマイホーム、売った後に後悔はしたくありません。
そのためには、きちんと「作戦」を立てて、計画的に進めていくようにしましょう。
まずは重要な3つのポイントについてお話しします。
家を売る理由を言語化する
売却の成功は、「売る理由」から逆算して決まります。
理由が曖昧だと、目標(期限・金額・条件)がブレて、途中の判断が難しくなりがちです。
まずは、次の4点をセットで言葉にしてみてください。
●いつまでに売りたいか(期限)
●いくら手元に残したいか(手取り目標)
●どのくらい手間をかけられるか(準備・内見対応など)
●引き渡し条件はどうするか(居住中で売る/空き家にして売る など)
たとえば「5か月後に転勤が決まっている」ケースなら、最優先は“5か月以内に引き渡しまで完了すること”になります。
この場合、販売開始が遅れるほど選択肢が減るので、価格設定や販売準備(片付け、写真、内見対応)を早めに整えることが重要です。
逆に、期限に余裕があるなら「価格の粘り方」や「売り出し方の工夫」ができ、納得感の高い売り方を選びやすくなります。
売却理由は、人それぞれです。
住み替え(広くしたい、駅近にしたい)もあれば、相続、家族構成の変化、資金計画の見直しなどもあります。
どれが正しいという話ではなく、“自分にとって何を優先する売却なのか”をはっきりさせることがスタートになります。
家の売却に関係する「お金」を把握する
売却の話になると、「いくらで売れるか」に意識が向きがちです。
ただ、本当に大切なのは「いくら残るか」です。
そこでおすすめなのが、最初に“お金の全体像”を一枚で整理することです。
見落としやすいお金は、大きく3つに分かれます。
①売るために必要な経費
仲介手数料、印紙代、登記関連費用(抵当権抹消など)、必要に応じて測量や境界確認、ハウスクリーニングなどが代表例です。
マンションの場合は、管理費・修繕積立金の清算、駐車場やトランクルーム利用料の扱いなども確認しておくと安心です。
「売るために直した方がいいのか」は悩みどころですが、高額リフォームが必ず高値につながるとは限りません。
費用対効果と買主のニーズを踏まえて、優先順位を決めていくのが安全です。
②引っ越し後の住まいにかかる費用
次の住まいが賃貸なら、敷金・礼金・仲介手数料・火災保険・引っ越し代・家具家電などがまとまって出ます。
購入なら、頭金、諸費用、ローン手続きなども含めて考えます。
売却と住み替えはセットなので、「売る」だけでなく「次の暮らしに必要なお金」も並べて見ておくと判断がブレません。
③残りの住宅ローンと今後のフィナンシャルプラン
住宅ローン残債がいくら残っているかで、進め方が変わることがあります。
売却代金で完済できるのか、自己資金が必要になるのか。
早めに見える化しておくと、売却価格の考え方も現実的になります。
加えて、教育費、老後資金、車、親の介護など、これからの家計イベントも一緒に見渡しておくと安心です。
税金(譲渡所得税など)が関係する場合もあるため、「売ったら税金がどうなるか」は早めに確認しておくと、後から慌てずに済みます。
誰の協力を得て売却を成功させるのか
家の売却は、基本的に“チーム戦”です。
一人で抱え込むほど、決断が遅れたり、準備が中途半端になったりしやすくなります。
特に、最初に押さえたい協力者は次のとおりです。
●不動産会社(販売戦略、価格設定、広告、内見、交渉)
●家族(片付け、内見対応、スケジュール共有、意思決定)
●共有名義人(夫婦共有、親子共有などの場合は必須)
●金融機関(ローンが残っている場合の段取り確認)
売却がスムーズに進む方は、「誰が、どこまで、いつ動くか」を先に決めています。
たとえば内見は、突然入ると片付けや在宅調整でストレスになります。
だからこそ、内見可能な曜日や時間帯、家族の役割分担を先に決めておくとラクになります。
また、書類の準備も“協力”の一部です。
権利証(登記識別情報)、固定資産税の納税通知書、購入時の資料、マンションなら管理規約・長期修繕計画など。
「いざ売ろう」となってから探すと時間をロスしやすいので、早めにまとめておくのがおすすめです。
なお、不動産会社選びのポイントは重要なので、ここは次回以降の記事でしっかり扱います。
売却を成功させるための売主の思考
売却を「価格交渉の勝負」と捉えると、売主と買主が対立関係になりやすいです。
でも実際は、買主は“売主の希望を叶えてくれる相手”であり、売却を成立させるための大切なパートナーです。
ここからは、売却をスムーズに、そして気持ちよく成功に導くための「売主側の考え方」を3つご紹介します。
買主は自分の希望を叶えてくれるパートナーと考える
家を売る場面では、売主が主導権を持っているように見えます。
ただ、最終的に購入を決めるのは買主です。
だからこそ、「買っていただく」というスタンスを持てるかどうかが、売却の空気を大きく変えます。
内見のとき、買主は物件だけでなく、売主の雰囲気や対応も見ています。
たとえば、質問への答え方が丁寧で誠実だったり、室内が整っていて見学しやすかったり。
こうした“当たり前の対応”が、実は購入の決め手になることもあります。
特に、似た条件の物件が同時期に売り出されているときは、「この家なら安心できそう」という感覚が後押しになります。
買主にとっては人生でも大きな買い物です。
不安を減らしてあげる意識で、味方になってあげる。
この考え方が、売却成功の近道になります。
売却する物件の良いところを改めて探す
長く住んでいると、良いところは“当たり前”になって見えにくくなります。
でも買主は初めてその家を見るので、ちょっとした魅力が強く刺さることがあります。
ここでポイントは、「欠点を隠す」ではなく、「伝え方を工夫する」ことです。
たとえば、一般的に“北向きの窓”は好まれにくいと言われます。
ただ、その窓から見える景色が素晴らしかったり、直射日光が入りすぎず家具や床が傷みにくかったり、夏場に室温が上がりにくかったり。
別の価値がある場合も多いです。
「日当たりが弱い」ではなく、「光が強すぎないから、落ち着いて過ごせる」。
「狭い」ではなく、「掃除がしやすく、動線がコンパクト」。
言い方ひとつで、デメリットが“特徴”や“個性”として伝わりやすくなります。
さらに効果的なのが、暮らしのエピソードです。
「休日はこの窓辺でコーヒーを飲むのが好きでした」
こうした一言が、買主の生活イメージを一気に具体化します。
図面や写真だけでは伝わらない“暮らしの価値”は、売主だけが語れる強みです。
前向きな売却理由をつくる
買主は、売主の売却理由を必ず気にします。
理由が分からないと、
「何か問題があるから売るのでは」
「住みにくい事情があるのでは」
と、不安を膨らませてしまうことがあるからです。
もちろん、無理に嘘をつく必要はありません。
大切なのは、事実を“前向きな言葉”で伝えることです。
たとえば「間取りが使いづらい」「部屋が狭い」という理由があっても、表現を変えると印象は大きく変わります。
「家族が増えて、個室が必要になった」
「在宅勤務が増えて、仕事部屋が欲しくなった」
「ライフスタイルが変わって、別の立地を優先することにした」
こうした言い方なら、買主は「この家が悪いから売る」ではなく、「状況が変わったんだな」と自然に理解できます。
さらに安心につながるのは、“この家で満足していた期間”が伝わる一言です。
「気に入って住んでいましたが、生活が変わって住み替えを選びました」
この表現だけで、不安はかなり軽くなります。
売る前の準備チェック(最初の一歩)
最後に、今日からできる“準備の最初の一歩”をまとめます。
ここを押さえるだけで、売却はぐっと進めやすくなります。
●売却理由を1行で書く(期限、手取り、条件も添える)
●住宅ローン残高を確認する(返済予定表やアプリでOK)
●住み替え先の方向性を決める(賃貸か購入か、エリアの優先順位)
●家族・共有者と、スケジュールと役割を共有する
●重要書類を1か所に集める(権利証、納税通知書、購入時資料など)
この段階で“見通し”が立つと、売却は「不安なイベント」から「納得して進められるプロジェクト」に変わっていきます。
まとめ
家の売却は、理由・期限・お金・協力者を先に整理するほど、迷いなく進み、結果に納得しやすくなります。
買主をパートナーとして捉え、魅力の伝え方と前向きな売却理由を整えることで、内見の印象が良くなり成約につながります。
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