あなたが計算した「購入できる金額」でお目当てのマイホーム購入は叶うでしょうか?
ここでは「購入できる金額」を増やす方法について考えてみましょう。
マイホームを購入できる金額を増やす一番の近道は「頭金」を増やすことです。頭金は、購入時に現金で支払うものなので、多ければ多いほど住宅ローン借入額が減り利息の支払い額を減らすことができます。
ただ、頭金に回せる金額には限度があるので、金額を増やすにはある程度の時間をかけて計画的に貯蓄することが基本となります。
頭金をある程度貯めようと思うと年単位の期間が必要になってきます。そこで心配になるのが「貯金している間に金利が上昇したらどうなるか」ですね。
仮に「頭金200万円、金利1.5%」の状況から貯金をして「頭金500万円、金利2.5%」になった場合、返済負担率25%、35年返済、元利均等、ボーナス時加算なしの条件下で購入できる金額が2,920万円から2,830万円に下がってしまいます。
現在の貯蓄額次第では、低金利を活かしてすぐに買うという選択を取る方が有効な場合もあります。
これを読んでいる方の中には親からの資金援助はちょっと・・・と抵抗のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、家を買うために親から資金援助を受けることは珍しいことでもありません。調査の結果、家を買った人のうち半数以上が親から援助を受けているという記事を出しているところもあるぐらいです。
住宅購入資金の贈与に関しては税制上の優遇措置もあるので、夫、妻双方の実家に相談してみるのもひとつの方法です。
今の家計を見直して生活費の支出を減らし、その分を住宅ローンの毎月返済に回して借入額を上げるなら、生命保険や携帯電話料金など「固定支出」から手を付けましょう。
また、この機会に外食費や飲み物代など家計全体の見直しもオススメです。
支払金額アップのために家計を見直す場合、一番に検討したいのが保険の見直しです。
住宅ローンを借りる際、「団体信用生命保険」に加入するケースが多いです。この保険は契約者の死亡などで支払いができなくなった場合にローンの支払いを免除されるというものです。したがって、現在加入している生命保険に住宅費の保障を含んでいる場合には、保障金額を下げることができます。その分の保険料も下がるの、浮いたお金をローン返済に回すこともできます。
きちんと家計簿をつけるなどしてチェックしてみると、意外に多いのが使途不明金です。さらに、タバコやジュースなどの嗜好品にかける金額がかなり多い人もいるのではないでしょうか?
こうした家計のムダを減らしていくことで、住宅ローンに回せる金額を捻出する方法もあります。例えば、1日1本の缶コーヒーをやめてマイボトル持参にすれば、月額約2500円の節約になり、金利1.5%の住宅ローンを借りるのであれば、約80万円の予算アップが可能になります。